スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会|

サンティアゴ 銀の道⑬

2018年5月11日

5月6日、アルデアル デル カノ からカセレスまで22.5km。

昨日泊まったアルベルゲのすぐ近くのレストランでプリメラ コムニオン(初聖体拝領)のパーティがあり、40〜50人の大人と子供が一番おしゃれな服を着て賑わっていました。スペインはカトリックの国で、関連する行事が今も多く残っています。初聖体拝領の儀式はその一つで7〜8歳に達すると教会のミサにおいて産まれて初めて聖体(小さな煎餅の形をして、キリストの体と信じられています)を拝領します。

我々の夕食はそのパーティと同じメニューでガスパチョ(トマトベースの冷スープ)と牛サーロインの煮込みでした。

今日も広い牧場の中を延々と歩いてカセレスにやって来ました。カセレスには14、5世紀の建物群が保存されていてまるで中世に戻ったような錯覚にとらわれます。

旧市街を散策していると三人目の患者さんに出会いました。数日前にかなり痛そうなマメの処置をしてあげました。そうとう恩義に感じているようです。

今日でルイスは巡礼を終えてバスで100km西にある家に帰ります。ポルトガルとの国境近くで私6〜7年前に1週間ほど滞在したことがあります。ミゲルはマメと筋肉痛で苦しみましたがもうすっかり良くなったので明日からは別行動をとることにしました。

 

5月7日、カセレスからエンバルセ デ エンカンタロまで34.7km。

今日から一人の巡礼になりました。出発してしばらくすると丁度牧場の向こうから日が昇るのが見えました。日の出に特別な感情を持つのは日本人だけかもしれません。

今日も牧場や巡礼路には色々な色の花が咲き乱れていました。この時期が最高だと思います。

途中で蜂に刺されるアクシデントがありました。一応ベタジンで消毒をしました。痛みはすぐに消えたのですが、アルベルゲ到着の数時間がとてもきつく何度も立ち止まるような状態でした。蜂の影響かもしれないと思います。

宿泊は人造湖のそばのアルベルゲ。たまたま二人の日本人巡礼者と一緒になり夕食を一緒に食べました。

 

5月8日、エンバルセ デ アルカンタラからグリマルドまで21km。 

一晩寝ると昨日の疲れが嘘のように回復していました。

今日はハラ(シスタス)の群生地を何時間も歩き、松林やコルク樫の森がその後に続きました。

そして遅めの 昼食はアルベルゲの向かいの焼肉レストラン(asador)で牛のリブロース(entrecot)の炭火焼でした。とても美味しかったです。

写真は レスの旧市街(14、5世紀の建物群)