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会員限定「さくら植樹ロンダ市友好親善ミッション」募集のお知らせ

2019年4月30日

会員各位、

「さくら植樹ロンダ市友好親善ミッション」募集開始しました。詳細は、会員専用ホームページをご覧ください。

2019問屋正勝の巡礼日記⑦

2019年4月28日

4月24日

Ventosa - Cirueña, 歩行距離24.9km

 心配していたフィンランド人のティーナからメールが来ました。

 四国遍路の1番札所を一人出発して43番札所と44番札所の間を歩いている最中です。きつい道のりではあるが、素晴らしい経験をしているという。

 ティーナは30歳台の女性で3年ほど前にMolinasecaの巡礼宿でボランティアをしている時の宿泊客でした。その時私から四国遍路の話を聞いて、自分でもやってみたくなったという。

 私が日本を出発する直前に彼女は四国入りしました。その勇気と実行力に声援をおくると同時に無事結願する事を祈ります。

 

4月25日

 Cirueña - Viloria de Rioja, 歩行距離19.8km

 風が強く歩行困難。寒くてフリースのジャケットと手袋をはめて歩きました。

 1時間ほどでSanto Domingo de la Carzadaの村につきました。ここには鶏伝説があります。

 昔年頃の息子を連れた夫婦がサンティアゴ巡礼の途中この村に泊まりました。村の娘が息子に恋をしましたが、息子はつれない態度でした。逆恨みした娘は息子のリュックに銀の食器を詰めて村の役人に訴えました。当時村人は巡礼者を手厚くもてなすが、巡礼者が悪事を働くと厳罰に処される掟でした。息子は濡れ衣で縛り首に処されました。悲しみながら夫婦は巡礼を続けました。そしてサンティアゴからの帰途、この村に立ち寄ると、なんと息子はまだ生きているではないですか。夫婦は村の役人に息子がまだ生きていて無実であると訴えました。役人はそれはまるで目の前のテーブルのローストチキンが立ち上がってコケコッコと鳴くような馬鹿げた話だと言いました。そう言い終わらないうちにそのローストチキンはいきなり立ち上がってコケコッコと鳴きました。

 この伝説に因んで、村の大聖堂の中にはつがいの鶏が飼われています。

 Viloriaの宿に着くとルイスが待っていました。ルイスと一緒に遅めの昼食を取りました。ルイスは明後日泊まるAgesの巡礼宿のオーナーです。2007年初めての巡礼の後、初めての感動のボランティアをした巡礼宿です。

 ルイスは今ポルトガルとの国境のHuertaという小さな村に住んでいて、私も招待されて10日間ほど滞在したことがあります。ルイスとはこれまで何回も一緒に巡礼をしています。

 今日宿泊の巡礼宿オーナーのアカシオはブラジル人です。もう10年来の知り合いです。

 旧友との再会を楽しめるのも長年(2007年来)巡礼を続けている者の特典と思います。

 写真はGrañón教会前のバル

 

 

2019問屋正勝の巡礼日記⑥

2019年4月26日

4月22日

Los Arcos - Logroño, 歩行距離27.6km

昨日 Los Arcosのテラスレストランで偶然日本人老若男女が8人集まりました。このうちの何人かとはまたどこかで再会すると思います。

 今日リオハ州に入りました。有名なワインの産地です。葡萄畑が増えてきました。

 Vianaは中世の雰囲気が残る小さな町です。Vianaを過ぎると賑やかな音楽が聞こえ、広場には大勢の人が集まっています。近づくとマリア像の前でグループごとに持って来た料理を楽しんでいるようです。警備をしている人に聞くと、Pascuaの祭りでマリア像はVianaからprocesiónで運んで来たという。

 

4月23日

Logroño - Ventosa, 歩行距離19km。

一日中曇りと小雨。

昨日でリオハ州に入りました。急に葡萄畑が増えました。

 今日の巡礼宿はVentosaのSan Santurino。私は2009年に1週間ここでボランティアをした思い出の地です。以後通りがかるたびに何度か泊まっています。

 今日の夕食は居合わせた日本人と中国人を誘ってスパゲティミートソースを自炊します。

 

写真はVianaの町

2019問屋正勝の巡礼日記⑤

2019年4月25日

4月19日

 Monreal - Puente la Reina, 歩行距離30.6km

 次々に変わる景色を楽しみながら歩きました。黄色の菜の花畑と緑の麦畑がミザイク模様のようです。

 Puente la Reinaの4km手前にIglesia de Santa María de Eunate(エウナテ教会)があります。ロマネスク様式の話には必ず出てくるお馴染みの建物です。

 いつの間にか周りにいる巡礼者の数が増えてきました。ここPuente la Reinaでパンプローナから来たフランス人の道と合流します。

 本日の宿泊はPuente la Reina(プエンテラレイナ)、王妃の橋のある町です。

11世紀、ナバラ王国の王妃が巡礼者のためにかけたといわれています。

 橋のすぐそばに巡礼宿があります。

 

4月21日

Estella - Los Arcos, 歩行距離21.3km

現在歩いているフランス人の道は巡礼者の数が増えてどこも宿取りが大変です。

おそらく聖週間(semana santa)の休暇で巡礼にでる人が増えたためと思う。

 宿を出て1時間くらいでIracheのワイナリーにつきました。ここには2つの蛇口があります。左は赤ワイン、右が水で飲み放題です。

 

2019問屋正勝の巡礼日記④

2019年4月23日

4月16日

 Artieda - Undués, 歩行距離21.6km

 7時に朝食をとってイサベルと一緒に巡礼宿を出ました。しかし歩くリズムが違うためすぐに別れます。

 イサベルは4月1日にフランスのトルースを出発して9日にオロロンで私と出合い、以後時々巡礼路や宿であうようになりました。フランス生まれフランス育ちですが両親がスペイン人であるため家庭ではスペイン語を話すと言います。このため彼女との会話はスペイン語になります。

 この4,5日は体力と気力を試すような行程でしたが、今日は余裕を持って村に到着しました。今夜の巡礼宿は一人になりそうです。

 今日はYesaの貯水湖に沿うように西に向かい、300mほど登って再び下るような行程でした。

 昨夜の雷雨で山道の落ち葉はたっぷりと水を含んでおり、爽やかな風を頬に感じながら黙々と歩きました。

 

4月18日

Sangüesa - Monreal, 歩行距離27.2km

12時頃から2時間くらい雨の山道を歩きました。

比較的緩い登りは合計すると600mくらいになります。

途中いくつかの小さな村を通り過ぎましたが、レストランは無く、結局昼食にありついたのはMonrealで4時頃になりました。

村の入り口の牧場に、沢山の羊が見られました。

メニューは野菜のコンソメスープ、ポークチョップのトマトソース煮、凝固乳のデザートでした。聖週間の祭りなのか、大勢の村人と一緒になりました。

2019問屋正勝の巡礼日記③

2019年4月22日

4月11日

Sarrance - Borce、歩行距離22km。

 昨日知り合った日本人は2時間ほど巡礼路を行ったところにありました。人口300人のピレネー山脈の麓の村です。近隣の村の人たちも皆彼女のことを知っているそうです。昨日の話の続きをしていると昼時になってしまったのでおにぎりと肉じゃがの昼食をご馳走になって先に進みました。

 寄り道をしていたためBorceの巡礼宿に着いたのは私が最後でした。これから5人全員で夕食を作ることになりました。

 最後の2時間は雨の中でした。山中の道はアップダウンがあり、フランス人の一人は滑り転んだそうです。明日はいよいよピレネー山脈のソンポルト峠1600mを目指します。残雪の山道も車の多い国道もどちらも危険があるので皆迷っています。

 

4月14日

 Jaca - Santa Cilia (por San Juan de la Peña), 歩行距離29km

 今日も距離が長いので、7時に巡礼宿を出発しました。

 かなり大回りになりますが、サン・フアン・デ・ラ・ペーニャ修道に通じるルートを取りました。距離が15kmほど(?)長くなるだけでなく、400m以上の高度差の山道を登ることになります。

 この修道院はロマネスク様式で、岩山をくりぬいて建造されています。

 

4月15日

 Santa Cilia - Artieda, 歩行距離28.6km

 今日は右手にピレネー山脈の雪を見ながら山道や畑の道を歩きました。

巡礼宿の夕食は魚のスープとチキンの煮込み、デザートはプリン。

2019問屋正勝の巡礼日記②

2019年4月20日

410

Oloron-Sainte-Marie - Sarrance, 歩行距離20.6km

昨日Oloronで泊まった巡礼宿はOloron市の所有で運営を地元の巡礼者協会に委託しています。スタッフは2週間交代で退職者したボランティアです。食事は近くのスーパーで食材を購入して自炊をしました。

 今日は曇り、小雨、最後は雨具を使いました。牧場や山道、清流を見ながら馬、牛、ロバ、羊にも出会いました。

 今日の宿泊はSarranceの村はずれにある修道院。

到着してしばらくすると近くの村に住むという日本人女性が二人の子供を連れて会いに来られました。1人は生後数ヶ月もう一人は5歳、二人とも事情があって親が育てられず、引き取って自宅で自分の子供と一緒に育てていると言う。これは国の制度でこれまで20年以上この事業に協力してきたそうです。

 しかしなぜそんな大変な仕事を引き受けることになったのかと尋ねると、日本にいるとき療育学園で先生をしていた、という返事が返ってきた。

話しをしているうちに共通の知人がいることもわかりました。

私は「MICかながわ」の通訳として神奈川県下の病院、児童相談所、養護学校などでこれまで1000回以上通訳を経験しており、その現場での会話の範囲に限られますが、いろいろな事情に遭遇しています。

またサンフランシスコに住む私の長女は州政府の基金で運営されている団体の職員で里親の教育や里子・里親のマッチングの仕事をしています。

そんなこともあってこの日本人女性との話しは今日で終わらず明日巡礼でご自宅の前を通りがかった時お茶をご馳走になることになりました。

 夕方6時半からのミサの参加者約25人の中で女性は1人だけ、その他の男性も働き盛りのものが大半。これまでのスペインでの経験ではほとんどが老女でした。

2019問屋正勝の巡礼日記①

2019年4月19日

今年も、横浜スペイン協会会員・問屋正勝さんのサンティアゴコンポステーラへの巡礼の季節がやって参りました!

巡礼路での些細な発見を、こまめに報告してくださいます。

いつかはカミーノを!とお考えの方はもちろん、カミーノって?という方も、問屋さんからのお便りを楽しみにしてくださいね!

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4月9日

パリからローカルフライト(Paris - Pau)、列車(Pau -Oloron)を乗り継いで1人オロロン(フランス)に着きました。ここはスペインから60km北に位置します。明日からサンティアゴデコンポステーラまで1000kmの巡礼を始めます。最後の200km、100km地点でそれぞれ3人、6人の日本人が参加の予定です。

この辺りの人は多くがスペイン語を話す。スペインとの国境まで60kmしかないためと思って巡礼宿の管理人に訪ねると、「1930年台にフランコ独裁政権の迫害が逃れて多くの政治難民が押し寄せた。町の半数にも及んだ。」と言う。

Pauの駅で「駅ピアノ」で乗客がピアノを弾いているのを見て日本のTV番組を思い出して嬉しくなった。

ギターを通してみるスペインとアルゼンチン~二人のドン・アンドレス~

2019年4月13日

清泉女子大学教授  長野太郎

スペインの「アンドレス・セゴビア」とアルゼンチンの「アンドレス・チャサレ―タ」。この二人の足跡をたどりながら文化とは何かについて考える。

 

4月「旅でスペインを識ろう会」ご案内

2019年4月8日

今月は先日お伝えしましたように、小関敏雄様がイスラエルのエルサレムを訪れたお話をして下さいます。
 
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エルサレムを語るにはすこしでも歴史を知らないと
面白さを分かっていただけないでしょう。
そこで歴史を順に訪ねたいと思います。
 
 ①ユダヤの時代
 ②イエスキリストの最後の一週間
 ③コンスタンチヌスの時代
 ④イスラムの時代
 ⑤十字軍の時代
 
それぞれの遺跡・教会などを紹介したいと思います。
よろしくお願いいたします。
             小関
 
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スペインをよく識るには、キリストやキリスト教、それだけでなくユダヤ教、イスラム教
を学ぶことは必要不可欠なことです。
今回誰にでも分かりやすいよう、歴史を順に辿ってのお話をして下さるとは何とも有難いですね。
小関様のお上手な解説で、きっとエルサレムの歴史や町も手に取るように分かってくると思います。
今月も絶対聞き逃せない、素晴らしい講演になる事、間違いなし!
多くの方のご参加をお待ちしております。
 
日時: 4月8日(月) 15:00~16:45
場所: 神奈川県民センター 708号室
講演者: 小関敏雄様
タイトル: 「聖地 エルサレム探訪」
参加費: 300円
お茶は各自でご用意ください。
 
ご参加の方は、真木までご一報ください。
 
真木幸子
 

AIYES通信第89号(20190401)が発行されました。

2019年4月1日

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2024年10月18日
サルスエラ公演

2024年9月10日
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