スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会|

でんでんさん通信~~2016年9月30日

2016年9月30日

★9月30日 (金) 14:20 ~ 14:40(NHKEテレ1)
NHK高校講座 世界史「大航海時代」
歴史の秘密を解き明かすマジカル・ヒストリー・ツアー。今回訪ねるのは
大航海時代のアメリカ大陸。1492年、コロンブスがアメリカ大陸に
到達した。この後スペインはアステカやインカといった国々を滅ぼし、
キリスト教をはじめとするヨーロッパ文化を浸透させた。新大陸の
ヨーロッパ化がどのように進められたのか、メキシコシティーに
残る太陽神殿の遺跡などを訪ねてひも解いていく。
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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★9月30日 (金) 23:00 ~ 23:30(日テレ)
アナザースカイ
 片岡愛之助がスペインで舞う!?フラメンコの師匠と感動再会!
<MC>今田耕司、瀧本美織
<ゲスト>片岡愛之助
片岡愛之助がスペインへ。歌舞伎俳優として多忙な日々を送る愛之助が
結婚を機に初めて人生を見つめ直す…マドリッドで美味しいアヒージョに
舌鼓。貴重なピカソのゲルニカを鑑賞し、本場のフラメンコを観劇できる
レストランへ!実はスペインでどうしても会いたい人が…かつて指導を
受けたフラメンコの師匠と再会。伝統を背負う者として何をすべきか
片岡愛之助が新たな一歩を踏み出す。
(Gガイドテレビ王国)
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★10月1日 (土) 朝 5:55 ~ 6:00(NHKEテレ1)
名曲アルバム「南京豆売り」シモンス作曲(キューバ)
(トランペット)エリック宮城,(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団,
(指揮)増井信貴 ~キューバ・ハバナ~
(Gガイドテレビ王国)
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★10月1日 (土) 18:56 ~ 20:54(テレ朝)
世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ視察団!! 2時間スペシャル
海外のプロが視察したら、美味しいマグロが食卓に届く知られざる
理由が明らかに!  ▽鮮度にこだわる「はえ縄漁」…生のマグロの
美味しさを引き出す職人技「活け締め」  ▽マグロの鮮度を守る
仲卸の現場…3本の包丁を駆使した鮮度を逃がさない解体術&2種類の
包装紙で瑞々しさを守る梱包技術  ▽日本トップシェアのツナ缶工場…
加工のあらゆる工程で品質を守るツナ缶のエキスパート達  マグロに
懸けた職人たちが魅せる2時間SP
<MC>爆笑問題(太田光・田中裕二)、ウエンツ瑛士
<番組ナビゲーター>綾小路きみまろ
<ゲスト>鈴木杏樹、劇団ひとり、三戸なつめ
(Gガイドテレビ王国)
<視察団>
ベテランマグロ漁師 ニック・イングランデ(アメリカ)
マグロ仲卸業者 チボー・セッツ(フランス)
マグロ専門店 料理長 ダミアン・リオス(スペイン)
(番組公式サイトより)
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☆☆10月1日 (土) 21:00 ~ 22:30(NHK BSプレミアム)
体感!グレートネイチャー
 「天空の高原・七色の湖を追う~南米アルティプラーノ~」
南米ボリビアとチリにまたがる、標高4千メートルの高原地帯アルティ
プラーノ。そこは氷河が眠る山岳地帯に囲まれた極乾燥地域、過酷な
大自然が数々の色鮮やかな湖を生み出した。近づいた生きものは
帰らないという三色の湖、琵琶湖の十数倍もある青い湖、この30年で
干上がった謎の湖、そして純白のウユニ塩原…。その絶景誕生には、
想像をはるかに超えた大地殻変動と、火と水に関わる壮大な地球の
ドラマが秘められていた。
(Gガイドテレビ王国)
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★10月2日 (日) 21:00 ~ 21:50(NHK総合)
NHKスペシャル「神の領域を走る パタゴニア極限レース141km」
南米パタゴニアの荒々しい大地の中を不眠不休で141キロに渡り駆け
抜けるレースが行われた。道なき原生林、荒れ狂う吹雪、そして
レース終盤、疲れ果てた選手が陥る「神の領域」…次々と立ちはだかる
難関を乗り越えゴールまでたどり着けるのか!?完走率30%、世界一
過酷とされるレースに日本のトップランナー鏑木毅が挑んだ。47歳、
選手生命をかけて走る鏑木を中心に、自らの限界を超えようとする
アスリートたちの姿を追う。
(Gガイドテレビ王国)
【10月5日 (水) 午前 0:10 ~ 1:00 に再放送あり】
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☆☆10月3日 (月) 12:00 ~ 12:30(NHK BSプレミアム)
世界入りにくい居酒屋「メキシコ グアダラハラ」
メキシコ第二の都市・グアダラハラのNO.1の入りにくい居酒屋は、
マリアッチの伝統音楽で男も女も踊りまくり!看板メニューは
「むちむち豚足」。酢漬けの豚足に激辛チリソースをかけるのが
グアダラハラ流!お酒はグアダラハラ発祥のテキーラ!先住民が
作っていたリュウゼツランの酒に開拓民の蒸留技術で加わり出来た
もの。飲んで歌えばみんなアミーゴ!開拓時代のよすがが残る居酒屋で
人生を楽しむ達人たちを見つめる。
<語り>島崎和歌子,南明奈
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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☆☆10月3日 (月) 12:30 ~ 13:00(NHK BSプレミアム)
世界入りにくい居酒屋「スペイン セビリア」
地元の人しか知らないディープな居酒屋をめぐる「世界入りにくい
居酒屋」。今回はフラメンコと闘牛で名高い情熱の街、スペイン・
セビリア。入りにくい居酒屋NO.1は、店主ラモーンが甘い口説き文句を
連発する店。地元のシェリー酒マンサニージャを片手に、店内には
熱視線が乱れ飛ぶ。なんと闘牛の肉を使ったヘルシーな絶品タルタル
ステーキに最高級生ハム!!スペイン人の典型と言われる陽気で情熱的な
人々の笑顔に乾杯!!
<出演>南明奈,島崎和歌子
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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☆☆10月3日 (月) 15:00 ~ 16:30(NHK BSプレミアム)
ザ・プレミアム
 「幻解!超常ファイル・スペシャル 謎の超古代文明を徹底解明!」
あなたの常識がひっくり返る!?謎とロマンの古代遺跡、衝撃の真実!
エジプトのピラミッド、ナスカの地上絵、イースター島のモアイ、
マヤやインカの巨石建築…。どうやって造られたかご存知ですか?
もしや、高度な文明人が存在したのでは!?幻の大陸アトランティスが
秘めたヒトラーの影?古代に核戦争があった証拠?ロケットを描いた
レリーフやクリスタルスカルの正体?怪しい説の真相を、考古学の
専門家たちと徹底ガチンコ検証!
(Gガイドテレビ王国)
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★10月3日 (月) 22:00 ~ 22:54(テレビ東京)
未来世紀ジパング「日本のオンリーワンが世界に挑む!」(ベネズエラ他)
<ベネズエラで子供の命救う"神の手">  南米ベネズエラで
治療不可能と言われた子供たちを手術、感謝される日本人がいると
いう。外科医の加藤友朗さんだ。10年ほど前から月に一度ベネズエラに
通い、子供たちの命を救っている。その手術とは「生体肝移植」だ。
健康な人の肝臓の一部を切り取り、移植する手術だ。加藤医師が
行うのは、中でも難しいとされる大人の肝臓を子供の肝臓に移植する
手術。この日も、5歳の少女が加藤医師を待っていた。"神の手"とも
呼ばれる手術にカメラが密着した。 ほか
(Gガイドテレビ王国)
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☆☆10月4日 (火) 午前 0:00 ~ 0:48(NHK BS1)
BS世界のドキュメンタリー選「35歳・シングル」
パウラが直面する人生最大の壁は「結婚」。ボーイフレンドは
たくさんいたのに、なぜ結婚できないの?夢中になったウルグアイ人
バイオリニストのマリオ、自由な生き方を求めて出会ったイタリア人の
農夫ディミトリィ、結婚目前だった操り人形つかいのマーティン。
彼らはパウラに何を語るのか?アルゼンチン発の、女性なら誰しも
共感できる、自分探しのロードムービー・ドキュメンタリー。
~2015年 アルゼンチン Dream Big Pictures制作~
(Gガイドテレビ王国)
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★10月5日 (水) 午前 0:25 ~ 0:50(NHKEテレ1)<br>
旅するスペイン語[新] 第1課「美食の町でくいだおれ」
俳優・平岳大が北スペインを周遊しながら、誰もが旅で直面する
"使えるスぺイン語"を体当たりで学ぶ! 第1回は、ビールを
注文などの"お願い"の万能フレーズを覚える。
旅の舞台はバスク地方のサン・セバスティアン。バルや星つき
レストランがひしめく美食の町で、旅のパートナー・ジンさんとの
出会いを祝してバルで乾杯!っとその前に平さん、スペイン語で
ビールの注文を!ピンチョと呼ばれる一口サイズの多彩なおつまみも
堪能。ほろ酔い気分で向かうのは、味にうるさい地元の人でにぎわう
市場。店の人にスペイン語で話しかけると、超高級生ハムの試食の
大サービスが…言葉の大切さ を実感!
<出演>平岳大,ジン・タイラ,
<語り>勝生真沙子,那須まどり,ガブリエル・ベギリスタイン
(Gガイドテレビ王国)
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★10月6日(木)19:00~21:54(フジ)
キセキ体験!アンビリバボー
▽"キリストの壁画"を修復した女…騒動の裏側とは!?
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★10月9日(日)18:00~18:30(TBS)
世界遺産 キト市街(エクアドル)
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★10月15日(土)21:00~21:54(TBS)
世界ふしぎ発見!
 「スペイン 憧れの美食革命」
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☆10月21日(金)21:00~21:54(BS-TBS)
地球絶景紀行「南米大陸最高峰 アコンカグア /アルゼンチン」(仮)
サンティアゴから国境を越えアルゼンチンへ
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☆10月26日(水)23:00~23:55(BS日テレ)
大人のヨーロッパ街歩き アンコール
 「スペイン・グラナダ~アラブの王たちの夢に見せられる街」
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☆10月28日(金)21:00~21:54(BS朝日)
WILD NATURE 地球大紀行
 「絶景!ギアナ高地の秘密 神秘のテーブルマウンテン」
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★10月29日(土)23:30~0:00(TBS)
新チューボーですよ!「スパニッシュオムレツ」
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★10月30日(日)19:00~20:00(NHK)
ダーウィンが来た!
 「探検!びっくりコウモリワールド」(仮)
(中米コスタリカ)
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サンティアゴ巡礼路便り最終回

2016年9月28日

1522kmの巡礼を終えて数時間後のフライトでスペインを後にします。

「10年間で1万kmの巡礼」の目標をクリアして、これからの10年間をどのように過ごすかを決める時が来ました。

10年後は81歳。

事情が許す限り

「日本語とスペイン語の架け橋」を続け

1. 公共施設(病院,学校,家裁,福祉事務所等)通訳: 通算2000件

2. 世界の巡礼: 通算2万km

を目標とする。

そのための体力、気力、語学力の維持または向上に努める。

今後の巡礼は日本とスペインに限定する。スペイン滞在は年間2ヶ月以内(現在は3ヶ月)とする。

が結論です。

サンティアゴ巡礼路便り㉝

2016年9月28日

6月30日にフランスのル・ピュイを出発して昨日1522kmを歩いてサンティアゴに着きました。

途中で時間調整も兼ねてモリナセカに数週間滞在しました。

 サリアからの115kmは四国NPO遍路とおもてなしのネットワークの5人が同行してくださいました。

またモンテドゴソからの6kmは在高松スペイン国名誉領事松田ご夫妻と四国経済連合のうち3人が同行してくださいました。

過去10年間に歩いた距離は目標としていた一万kmを超えました。

夜はガリシア州政府のはからいで四国経済連合、NPO、名誉領事ご夫妻と私の32人がミサに参列してボタフメイロ(大香炉)を見ました。私は四国電力会長千葉さんの隣席でした。その後夕食会がありました。

添付写真の最後はこの巡礼期間の最初から最後までウエストポーチの奥に持ち歩いた川崎大師と四国88ヶ所霊場のお砂の御守りです。真友が持たせてくれたものです。

 

サンティアゴ巡礼路便り㉜

2016年9月18日

9月13日、香川県NPO法人遍路とおもてなしのネットワークの5人と一緒にレオンからモリナセカに移動しました。モリナセカでは町役場の訪問、観音像のお参りなどをして、交流のきっかけ作ってくれた巡礼宿オーナーのアルフレッドへのお遍路名誉大使任命状の授与式などがありました。

アルフレッドとは2007年最初の巡礼の後、フィニステーレ(地の果て)で知り合いました。翌年から私はモリナセカに来るようになりました。

9月15日、NPO法人の5人と一緒にサンティアゴまで100kmの巡礼を再開しました。雨の中、寒さに震えながら24km歩いてポルトマリンに着きました。

 

四国高松市にスペイン国名誉領事館(JR四国本社内)が開設され四国及び中国地方の領事業務の一部を執ることになりました。日本国内では、札幌、名古屋、大阪、福岡についで5番目です。名誉領事にはJR四国相談役(元社長)の松田氏が就任されました。松田氏はNPO法人遍路とおもてなしのネットワークの理事長も兼務しておられこれまでのスペインとの交流を評価されたものです。

当初私は松田氏からの依頼で東京にあるスペイン大使館との連絡窓口になり、大阪及び名古屋の名誉領事館へは業務や施設の実状調査に行きしました。

9月30日、高松市名誉領事館にベニート駐日スペイン大使他をお招きして名誉領事館の開館式が催されます。私は来賓として招待され除幕に参加させていただけるとのことです。

今後名誉領事館を通して多方面に交流が発展することを期待します。

サンティアゴ巡礼路便り㉛

2016年9月18日

昨日、列車で1時間半かかってレオン市に移動して四国香川県の「NPO遍路とおもてなしのネットワーク」の5名と合流しました。そして今朝、コーディネータ・通訳としてマホ知事訪問に立ち会いました。レオン県庁はここ6年くらい毎年訪問しており、四国訪問経験のある県会議員も二人いるのでいわば勝手のわかった場所です。

県知事との面談に先立ちラジオ局のインタビューがありました

サンティアゴ巡礼路便り㉚

2016年9月18日

昨年9月1日、四国四県とガリシア州政府は巡礼路を通した協力協定を結びました。

私は四国四県からコーディネータ役を委嘱され協定締結の交渉窓口となりました。協定書の調印式を挟んで歓迎晩餐会、州議会訪問、州政府首相執務室訪問、調印式、昼餐会、記念シンポジューム、大聖堂ミサ、答礼晩餐会、記念巡礼などの行事がありました。協定書の中身のみならず各行事についても詳細の擦り合わせ作業がありました。その過程で日本とスペインの間の文化、習慣の違いをあらためて体験しました。また関係する交渉や連絡は私のアリカンテ(地中海岸の町)からサンティアゴまでの1000kmの巡礼の最中にも及び、埒ががあかないときは巡礼を中断してバスなどを乗り継いでガリシア州政府オフィス(サンティアゴ)に駆けつけることもありました。すべて貴重な経験でした。

サンティアゴ巡礼路便り㉙

2016年9月15日

9月12日、今日は巡礼宿の仕事を終えてから列車で1時間半かけてレオン市に向かいます。

明日は四国のNPO遍路とおもてなしのネットワークの人たち五人と一緒にレオン県庁を訪問する予定です。

2010年秋、NPO「遍路とおもてなしのネットワーク」の案内でモリナセカ町長アルフォンソ氏と巡礼宿オーナーのアルフレッド氏等三人が四国香川県と愛媛県を二週間かけて訪問しました。

香川県浜田知事、愛南町清水町長、宇多津町谷川町、地元お遍路関係NPO本部の表敬訪問、お遍路の体験などをしました。

88番札所(大窪寺)のイチョウや楓の紅葉の美しさに感動していました。また香川県内で生きた木に彫られた地蔵菩薩像を見て感銘を受けたようでした。帰りには京都に立ち寄りました。私はボランティアのコーディネータ・通訳として全行程同行しました。

帰国後アルフォンソ町長から「モリナセカにもあの菩薩像が欲しい」との要望が出てきました。

こうして2014年、NPO「遍路とおもてなしのネットワーク」から派遣された仏師荻田氏が3ヶ月かかってモリナセカ町営巡礼宿の庭の生きたクルミの木に観音菩薩像を彫りました。

そしてレオン県副知事はじめ多くの人が列席され、四国からも40名近くの方が来られて菩薩像の除幕・開眼供養が執り行われました。テレビ、ラジオや新聞など多くのメディアも集まりました。私はコーディネータ・通訳としてサポートさせていただきました。

サンティアゴ巡礼路便り㉘

2016年9月13日

9月10日、今日が私の誕生日当日でモリナセカ巡礼宿のアルフレッド一家三人と誕生日昼食会(今年三回目)をしました。

 アルフレッドとは2007年の最初の巡礼のあと西海岸のフィニステーレ(スペイン語で地の果て)で初めて会いました。岬の灯台の前で記念写真のシャッターを押すように頼んだ相手がアルフレッドでした。

私は翌年から毎年モリナセカに来るようになり、彼は四国との交流のスペイン側コーディネータとして一緒に交流をサポートしてくれました。また2009年、モリナセカからの四国訪問団(3人)の一人でした。

 昼食会はモリナセカにあるゆミシェラン2011年のレストラン・Casa Ramon(カサ ラモン)でした。私は日本で話題のガリシア赤毛牛(原産地証明)のステーキを注文しました。

ガリシア赤毛牛の成牛の肉を冷蔵庫で数ヶ月熟成させてステーキに使うとのことです。

誕生日昼食会はレストランが準備した71歳のローソクの炎を吹き消し、プレゼントをアルフレッド一家から頂いて幸せを噛みしめながら終わりました。

サンティアゴ巡礼路便り㉗

2016年9月12日

9月9日、昨夜は「南京虫にやられた」と数人の巡礼者が夜中に起きだしてひと騒ぎとなりました。私自身もこの二ヶ月間にフランスおよびスペインで何回か南京虫の被害にあいました。宿屋側はその都度部屋の燻蒸消毒などの対策をとっていますが巡礼者が次々に害虫を持ち込むため根本的な対策にはなっていません。

 夕方ブランコ氏の車で100km先のセブレイロ峠(1300m)の祭りに出かけました。先日ワイナリー所有者のプラダ氏と苦労して登った峠です。峠のサンタ・マリア・デ・ミラグロ教会を中心に多くの露店が出ていました。この教会は巡礼路上最古で、体に障害を持つ人に奇跡をおこすと信じられています。

 ポンフェラダの町に戻り市会議員の ロサさん とコーヒーを飲みながら一時間くらい話をして、22時からブランコ家の人たち(ブランコ氏、奥様、5歳のお嬢様)と私の二回目の誕生日夕食会でした。プレゼントに巡礼者(私)の絵をもらいました。

サンティアゴ巡礼路便り㉖

2016年9月12日

昨日(9月8日)、午前中いつものようにアルフレッド夫妻、パコと私の四人でモリナセカ巡礼宿の掃除をしました。その後私の71歳の誕生日(9月10日)祝いに同僚のパコを昼食に誘いました。こちらでは本人が周りの人たちを招待する習慣です。

 

夕方ブランコ氏(元レオン県議)の車でレオン市の現代美術館(MUSAC)にホルヘ君の製作した映画を見に行きました。映画は近松門左衛門の人形浄瑠璃「心中天網島」からシナリオを書いたと言います。

 

ホルヘ君はカスティージャ・レイン州政府大臣の子息で数年前に東京大学隈教授の元に1年間留学しています。建築の学士は終了し現在映画を専攻しています。日本滞在中、父親からの依頼で保護者を勤めました。横浜の自宅に何回も来ました。父親も年末年始に来日時、我が家のおせち料理を食べました。

 

上映に先立って30分くらいホルヘ君、父親そして母親と再会し近況を話しました。

 

映画は現代風、抽象的にアレンジされており、興味深いものでした。50人ほどの部屋はほぼ満席でした。上映後質疑応答の時間に質問が相次いでありました。

 

モリナセカに戻ったのは真夜中でした。

サンティアゴ巡礼路便り㉕

2016年9月9日

9月6日、巡礼宿の掃除の仕事を済ませてからブランコ氏(プリアランサ町長、元レオン県議員)と昼食に出かけました。ブランコ氏とは5〜6年くらいの付き合いで、3年前、副知事と一緒に来日時には東京(スペイン大使館、旅行代理店他)、横浜(神奈川県副知事、横浜スペイン協会他)、香川県(県知事、お遍路)、愛媛県(県知事、お遍路)訪問にコーディネーター・通訳としてフルアテンドしました。

2013年、佐藤日本国大使の日本スペイン400周年記念巡礼を提案・実行した時のカウンターパートナーでもありました。

サンティアゴ巡礼路便り㉔

2016年9月8日

昨日からレオン県モリナセカ町の巡礼宿でボランティアを始めました。ここに12日まで滞在します。

 

2007年最初の巡礼後、サンティアゴからさらに90km先にあるフィニステーレ(スペイン語で「地の果て」の意味)の岬で記念写真のシャッターを押すようにお願いしたのがここの巡礼宿のオーナー・アルフレッドでした。

 

翌2008年から私は毎年ここに来るようになり、四国との交流が始まりました。

 

2014年には、私が提案者・コーディネータとなって佐藤日本国大使(当時)に日本スペイン交流400周年記念巡礼をしていただきました。レオン県庁、モリナセカ町役場、モンテドゴソの丘などに立ち寄られ、モリナセカでは桜の植樹や記念石柱の除幕式などがありました。同じことを四国でも提案してナバロ・スペイン大使ご夫妻(当時)に愛媛県庁訪問、記念お遍路などをしていただきましたが、始まりはこの人口400人の村です。

 

昨夜アルフレッド(巡礼宿オーナー)と一緒に村のバルへ行く途中でアルフォンソ町長と会い、四国NPOとの交流行事(9月13,14日)の段取りの話をしました。数軒ハシゴをして宿に戻ったのは12時前でした。

サンティアゴ巡礼路便り㉓

2016年9月7日

9月3日、セブレイロ峠の向こうの町サリアから約100kmのレオン県モリナセカ町に戻って来ました。2008年から毎年巡礼を終えた後一月間この町にある巡礼宿でボランティアをしています。今回も12日までの10日間ここに滞在します。

 

結局ワイナリーホテル(Palacio de Canedo)には三泊させていただき、プラダさんには毎日巡礼路までの往復と巡礼を付き合っていただきました。

サンティアゴ巡礼路便り㉒

2016年9月4日

8月31日、カカベロス(Cacaberos)からベガ・デ・バルカルセ(Vega de Varcarce)までの27kmをワイナリー・オーナーのプラダさん(72歳)と二人で歩きました。「いつか巡礼をしてみたいがチャンスがなかった、ちょうど良い機会なので歩いてみよう」ということです。
道中、地元の人が皆プラダさんに挨拶するのには驚きました。もっと驚いたのは、帰りのタクシーの運転手が料金(40ユーロ程度)を受け取らなかったことです。プラダさんに理由を聞くと「プラダだから」という返事でした。

 

ワイナリーに戻り二人で昼食を取りました。

明日は最後の難関セブレイロ峠(1350m)です。高度差900mくらいなので行き慣れた丹沢大山程度です。プラダさんも同行して11kgのリュックを半分担いでくれるそうです。

そしてワイナリー滞在も今夜(三泊目)が最後です。

サンティアゴ巡礼路便り㉑

2016年9月2日

8月30日の後半です。

昨年プリアランサ町長ブランコ氏の紹介でプラダさんのワイナリーに桜の木4本を植樹しました。

今年7月の日照りは凄まじかったが、懸命の水遣りでなんとか枯らさずに生き延びたということです。

 

夕食はワイナリー敷地の広大なぶどう畑の山道を四輪駆動でしばらく走ったところにあります。

数百年前の鳩小屋を人が住めるように改造したもので、世界に一つしかありません。夏の間だけ親子三人で暮らしています。

 

夕食はプラダさん、奥様のフロールさん、金曜日に11歳になるマヌエルと私の四人でした。9時半から11時半まであっという間に過ぎました。そしてデザートが今年京都金閣寺で買った抹茶小豆のロールケーキでした。

サンティアゴ巡礼路便り⑳

2016年9月2日

8月30日、ワイナリー所有者のプラダさん運転する四輪駆動に乗ってモリナセカまで行き、カカベロスまでの20kmを一人で歩きました。

夜はプラダさんのご自宅(夏の数ヶ月間のみ)に招待されました。数百年前の鳩小屋を改造して夏の数ヶ月間住んでおられます。当時食用として鳩が飼われていました。

サンティアゴ巡礼路便り⑲

2016年9月1日

8月29日、イラゴ山(1400m)を越えてモリナセカ(Molinaseca)に着きました。

ここは毎年巡礼宿のボランティアで一月滞在するところです。

途中エル・アセボ(El Acebo) でプラダさんと合流しました。

 

プラダさんは地元のワイナリー(El Palacio de Canedo)のオーナーです。

ご夫婦で本年5月に日本に来られました。

私は東京、横浜、鎌倉及び京都の全行程(10日間)を同行してサポートしました。

東京、横浜及び鎌倉を案内する時には横浜スペイン協会の皆様にお世話になりました。

 

今日から二泊、ワイナリー付属のホテル(高級)に無料で泊めていただきます。今夜はブランコ氏(地元プリアランサ町長)と一緒にご自宅の夕食に招待されています。