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サンティアゴ 冬の道㉒

2018年6月2日

5月28日、モリナセカからビジャビエハまで21.5km。

 我々日本人7名とブランコ氏の8人でポンフェラダ市役所を表敬訪問しました。

ポンフェラダ市長や「冬の道」市町村長協会の8名が議場で我々を迎えてくれました。

在高松スペイン国名誉領事館の事務局が名誉領事の親書を代読して私が通訳を務めました。

 ポンフェラダ城の前に移動して約10人のプレス関係者の前で桜の木の記念植樹をしました。

 その後の巡礼中も携帯電話で生中継のインタビューを受けました。

 

5月29日、ビジャビエハからプエンテス デ ドミンゴ フローレスまで19.5km。

 朝から小雨が降ったりやんだりでした。栗の巨木の森を通り、ローマ帝国時代の金鉱跡「ラス メドゥラス」の麓を大きく迂回するかたちで巡礼路を進みました。

 プエンテス デ ドミンゴ フローレスの町長が途中で待ち受けていて彼のボデガでピンチョス(ハム、チーズ、チョリソ、エンパナダ、メンブリージョ)の昼食をご馳走になりました。

 

5月30日、プエンテス デ ドミンゴ フローレスからア ルア まで28.5km。

朝7時に出発して、シル川に沿った巡礼路を8人(日本人7人とブランコ氏)で歩きました。

バルコ市で市会議員、隣町ビラマルティン市のエンリケ市長や地元巡礼協会会長が出迎えてくれました。新聞記者のインタビューを受けたのちみんなで軽食をご馳走になりました。

 ビラマルティン市のエンリケ市長に案内されて巡礼を続けました。巡礼路はスレート(粘板岩)の産地で産出量は世界の80%を占めます。用途は屋根瓦などです。

エンリケ市長に連れられてスレート工場のカッタ、タガネ、プレスなどを使った工程を見学することができました。

 ビラマルティン市では隣町ア ルア市の市長ほかの人たちが出迎えてくれました。

 エンリケ市長の案内で目的地のア ルア市に到着したのは午後7時を過ぎていました。エンリケ市長には長時間同行していただきました。

 それからア ルア市の市庁舎を訪問しました。到着が大幅に遅れたにもかかわらず市長、地元巡礼協会人たちなど大勢の人たちの歓迎を受けました。新聞記者のインタビューもあり、巡礼協会主催でメンバーのボデガにおける歓迎会が始まったのは9時を過ぎていました。

 歓迎会の参加者はふたりの市長、巡礼協会会長とメンバー、我々日本人で20人くらいでした。なごやかな歓迎会で日本とスペインの歌の合唱もありお開きになったのは11時過ぎでした。長い一日でした。

(写真はポンフェラダ市役所)