スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会|

サンティアゴ 銀の道⑦

2018年4月28日

4月21日、コルドバで休日。

朝一番でメスキータを見学しました。イスラムのモスクをそのまま残してその中にカトリックの大聖堂を追加したような構造です。中に入ると別世界のようです。 

一旦全員退場させられて、再度ミサに出席する人だけ入場を許されました。スペイン人二人と一緒に最前列に座りました。異教徒の私にとっても今日のミサは特別なものでした。賛美歌とパイプオルガンは心に響きます。

アルカサル宮殿ではローマ時代のタイル(紀元2〜4世紀)が展示されていました。

 宿泊先はユダヤ人街の真ん中にありシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)もすぐ近くにあります。 

偶然今日と明日の二日間に渡って町の中心で日本祭りが開催されていました。20ほどの屋台が出ていたほか、盆栽、着物の着付け、コスプレ、漫画や折り紙教室、柔道ほかの日本武道演武などがありました。驚いたのは運営はすべてスペイン人(グラナダ、コルドバ)のみだと言うことです。

4月22日、日本から同行の二人がメスキータまで見送ってくれた。ここから先カセレスまで私とスペイン人二人の三人で巡礼を続けます。一人は2007年に知り合った巡礼宿のオーナーのルイス、もう一人はルイスの友人で退役軍人のミゲル。現役時代は戦闘機のパイロットで階級は中尉、F18を操縦していたとのことです。 

コルドバを過ぎると動植物の分布が変わります。

これまでのオリーブ畑からカシの木のほか、ラベンダやハラの低潅木が目立つようになります。また羊も多く見るようになります。このように歩きながら生き物の分布の変化を観察するのも巡礼の楽しみです。

今日の巡礼路はカニャダ レアル(Cañada real)=王立家畜の道を4kmほど通ることになります。カニャダレアルは王室が決めたルートでスペイン全土に広がっており、ライセンスを持って遊牧する牧童は地主に妨げられることなく季節の変化につれてそこを移動することが許されています。

4月23日、セロムリアノからビジャアルタまで21km。

昨日の記憶がなぜか強く残っています。

一匹の羊が群れから離れて我々に別れの挨拶をするように何回もメーメーと鳴いていました。そのうち勢いよく我々を追い越して先へ行きました。道に迷ったのか寝ぐらへ帰るのかと思っていたら、先の方で子羊が三匹金網フェンスの向こう側でメーメー鳴いてフェンス越しに母羊と再会していました。子羊はフェンスの向こう、親羊はこちら側でなかなか一緒になれない。やきもきしていたら親羊がやっとフェンスの隙間を見つけて子羊三匹は無事親羊と一緒になれました。そして揃って群れの方に急ぎ足で戻って行きました。一部始終を見て安心しました。

今日はカシの木の広大な牧場を見ながら歩きました。イベリコ豚の故郷です。ハラの群生地も続きます。