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サンティアゴ巡礼路便り㉙

2016年9月15日

9月12日、今日は巡礼宿の仕事を終えてから列車で1時間半かけてレオン市に向かいます。

明日は四国のNPO遍路とおもてなしのネットワークの人たち五人と一緒にレオン県庁を訪問する予定です。

2010年秋、NPO「遍路とおもてなしのネットワーク」の案内でモリナセカ町長アルフォンソ氏と巡礼宿オーナーのアルフレッド氏等三人が四国香川県と愛媛県を二週間かけて訪問しました。

香川県浜田知事、愛南町清水町長、宇多津町谷川町、地元お遍路関係NPO本部の表敬訪問、お遍路の体験などをしました。

88番札所(大窪寺)のイチョウや楓の紅葉の美しさに感動していました。また香川県内で生きた木に彫られた地蔵菩薩像を見て感銘を受けたようでした。帰りには京都に立ち寄りました。私はボランティアのコーディネータ・通訳として全行程同行しました。

帰国後アルフォンソ町長から「モリナセカにもあの菩薩像が欲しい」との要望が出てきました。

こうして2014年、NPO「遍路とおもてなしのネットワーク」から派遣された仏師荻田氏が3ヶ月かかってモリナセカ町営巡礼宿の庭の生きたクルミの木に観音菩薩像を彫りました。

そしてレオン県副知事はじめ多くの人が列席され、四国からも40名近くの方が来られて菩薩像の除幕・開眼供養が執り行われました。テレビ、ラジオや新聞など多くのメディアも集まりました。私はコーディネータ・通訳としてサポートさせていただきました。