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2019問屋正勝の巡礼日記(最終)

2019年6月6日

5月28日

 マドリッド

 今朝一番(6時40分)のフライトでマドリッドへ移動しました。

 14時半、マドリッドで一番古い(1838年創業)レストラLhardy(ラルディ)でホルへと落ち合いました。名物マドリッド風コンソメスープ(cocido madrileño)をご馳走したいと言うのです。

 ホルヘは現在27歳、5年前東大隈研吾研究室に一年間留学しました。留学に先立って父親から監視役を依頼されました。横浜の拙宅には何回も来ました。

 日本で建築を勉強するかたわら近代日本映画(小津監督、原節子など)に魅せられ、帰国後建築から映画制作に進路を変えました。

 今年3月には「能」の映画制作の準備で拙宅に滞在しながら「鎌倉能舞台」仕手方の中森貫太氏をインタビューしました。

 食後すぐ近くにある日本政府観光局マドリッド事務所を訪問してホルヘを井上所長に紹介しました。

 逆に事務所主催(?)の日本アニメ映画祭にさそわれホルヘは友人を誘って出席することになりました。

 一瞬で意気投合したようです。

 

 巡礼中、いつものように今後5年間どのように生きるか自分と対話していました。

 結論は

「神(事情)が許す限り続ける」

です。

 これで今回の予定はすべて終了しました。明日のフライで帰国します。

お付き合い、ありがとうございました。

 

 

写真

400年前支倉常長が洗練を受けた教会