スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会|

四国遍路便り エピローグ(最終回)

2017年5月5日

4月29日、横浜の自宅に無事戻りました。

3月14日に愛媛県愛南町にある40番札所観自在寺を出発し88の札所を巡り四国を一周して4月28日に観自在寺に戻りました。45日間(内2日間は移動や休息)、1120kmのお遍路でした。

新緑と山ツツジが美しい山々、清流、砂浜、岩礁。ほんの1週間の桜。キビナゴ、カツオ、筍、柑橘類のような旬の食べ物。毎日のように受けたお接待。地元の人や他のお遍路さんとの何気ない会話。民宿や宿坊。本堂と大師堂での般若心経。そして雨の中でも黙々と歩くお遍路。

人は何故巡礼をするのか? 経験を積んだものにとっても、1000kmを超える巡礼は容易ではありません。「神(仏)との約束すなわち自分との約束を果たすためである」と言った人がいました。

 サンティアゴ巡礼については昨年で目標としていた1万kmを達成したので、累積2万km(ただし全世界の巡礼を含む)を新しい目標にしました。

 長い間、稚拙な遍路記にお付き合いしていただき、また励ましのお言葉をいただきありがとうございました。これで今回の遍路記は終わりにさせていただきます。